抹茶の飲み方や作法は?覚えておくべきポイントは?
お寺のお庭や、華展や美術館の中など、京都だけでなく、日本全国で抹茶の呈茶席を見かけます。
赤い毛氈や番傘が立てられ、雅な雰囲気で、行ってみたくなりますね。
さらに、最近では、京都に抹茶を専門とする和風カフェも非常に増えましたので、抹茶の飲み方が気になった!という方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、裏千家流の作法を元に、抹茶のいただき方・作法を解説していきます。
抹茶の飲み方
まず最初に、お菓子をいただいてから、抹茶をいただきます。
喫茶店など、気軽な場所では、ケーキと紅茶をいただくように、お菓子と抹茶を一緒にいただいても構いませんが、畳のお茶席では、お菓子を先に食べきってからお茶をいただきます。
茶道の経験がある方は、喫茶店などでも、習慣的にお菓子を全部先に食べてから、抹茶をいただいていることが多いと思います。
①お茶碗を右手でとり、左手のひらにのせ、右手を添えます。必ず両手で扱うようにしましょう!
②お茶碗を両手で抱えながら、押し頂くように、感謝の一礼をします。
③お茶碗を、時計回りに2回回し、正面を避けて、抹茶をいただきます。
薄茶は、何口で飲んでもかまいませんが、飲み切るまで、机(畳)の上には置きません。
抹茶がまだ残っている状態で、畳に置くと、「もういらないのかな?残されるのかな?」と思われてしまいますので、注意しましょう。
④飲み終わる時、「スッ」と音を立てて、吸い切をします。これが、「おいしくいただきました」という合図になります。
⑤お茶碗の飲み口を、左から右に1回、右手の指で清めます。その指は、懐紙などで清めます。
⑥最後に、反時計回りに2回回し戻しをすると、お茶碗の正面がご自身の方に戻って来ます。
お茶席に呼ばれた場合 持ち物は?
弊店「茶道体験古都」は、英語で茶道体験できる、外国人も多い観光客の方向けの施設ですので、持ち物もドレスコードもございません。
しかし、もしお茶会に招かれたら、扇子、懐紙、菓子切(ようじ)は持っていきましょう。
茶道のきものは、何を着ていけば良いの?
服装も、着物の場合は、紬やウールの着物は避け、一番安心なのは色無地に一つ紋、古典柄の袋帯かなと思います。
お茶室では、お道具が主役であり、あまり目立ちすぎる服装は避けた方が場の雰囲気と調和するからです。
洋装の場合もジーンズなどカジュアルすぎる服装は避けます。女性はズボンよりスカートの方が好まれることが多く、丈は畳に座った際に膝が見えないくらい、長めの方が安心です。白い靴下を持参し、お茶室に入るときに履き替えると良いと思います。
詳しくは、こちらの記事もチェックしてくださいね。
畳のお部屋での、お茶会(薄茶席)の流れ
一、お茶室に入ったら、まずお床を拝見。
座って扇子を前に置き、お軸、花などを拝見します。(*写真は、弊店が朝日小学生新聞の掲載されたものです)
二、席に着く
お正客(一番目のお客様)の席は、重要な役割なので皆さんご遠慮されて譲り合いになってしまうことが多いですが、席に着きましょう。
しかし、初めてのお茶会の場合は、正客やお詰(一番最後のお客様)は避け、真ん中あたりに座るのが安心です。お正客は、お道具について亭主にお尋ねする等、お客様を代表して会話をし、お茶会を作る役割を担っているからです。
三、お菓子をいただく
お菓子が運ばれますが、亭主がおすすめされてから、またはお点前の流れでお茶を入れるために茶杓を持たれたタイミングくらいで、お菓子をいただき始めます。
お菓子器に触れる前に、次客の方に「お先に」のご挨拶と、亭主に「お菓子頂戴いたします」のご挨拶も忘れずに。
そして、お菓子は、お茶をいただく前に食べ終わります。飲みながら食べるということはしません。
四、お茶をいただく
このように、お茶碗が縁外にある状態から、縁内に取り込みます。
畳の縁内で、次客との間にお茶碗を置き、「お先に」。先客との間にお茶碗を置き、「お相伴致します」。
最後に自分の正面にお茶碗を置き、「お点前頂戴致します」とご挨拶します。
この3つの挨拶は覚えておきましょう。
左手のひらに茶碗を置いて抱えるようにして、感謝する気持ちで少し押しいただき、時計回りに2回回して、お茶碗の正面を避けていただきます。
最後は吸いきりの音を立てて残さず飲みきります。
お茶会で「ごちそうさまでした」という言葉は言いませんが、この音が、「おいしくいただきました」の意味になります。
飲み終わったら、反時計回りに2回回して、お茶碗を畳の縁外へ置きます。
テーブルの上や毛氈の上と違って、畳には縁があるのが、新しく覚えるポイントですね。
この後も退席までまだまだ続きますが、お茶をいただくまでの流れです。
詳しくは体験教室にご来店くださいませ。
茶道体験古都
金閣寺より徒歩1分
http://teaceremony-kyoyo.com
reservation@teaceremony-kyoto.com
What’s up to all, how is the whole thing, I think every
one is getting more from this web page, and your views are
good designed for new users.