茶道における抹茶は2種類ある!濃茶と薄茶の違いは何?
お茶室では、お抹茶には、濃茶と薄茶の2種類あります。
同じ「お抹茶」であることには変わりないのですが、濃茶の方が、甘みが強く渋みが少ないお茶を使います。
お抹茶の量としては、お薄の3倍の濃さ!!お薄に使えるような渋みのあるお抹茶は、濃茶には適しません。
甘みが増すほどお抹茶のお値段も高くなりますので、お濃茶はより高級になるとも言えます。
和風カフェやお茶会でよく出されるのは、お薄が圧倒的に多いため、濃茶は茶道をしていない限り、なかなかいただく機会がないかもしれません。
陰と陽
濃茶と薄茶では、お点前やお道具も違います。
お濃茶は、陰の席、お薄は陽の席と考えます。
お濃茶席は、より改まったお席ですので、しんと静かにお点前を拝見し、お茶をいただきます。
逆に、お薄席は、なごやかに会話をしてもかまいません。(といっても日常的な話はあまりせませんが)
お薄では、茶器は「お棗」を使いますが、お濃茶は「お茶入」と言い、仕服に包まれています。茶碗は基本的に「楽茶碗」を使い、華やかな絵柄のあるものは使いません。
*陰陽:中国の易学に基づく考え方。すべてのものは、相反する性質をもつ陰と陽に分けられると考える。例えば、陰は暗・水・冬・夜・植物・女、陽は明・光・火・夏・昼・男。お茶道具や茶室の席、お菓子もすべて陰陽に分けられ、調和がとられています。
濃茶のいただき方
一碗を数名で飲み回しますので、お茶席に一体感が生まれます。利休居士の時代に「吸い茶」と呼ばれて広まったそうです。
歴史的には、薄茶より濃茶の方が古いのです。
お正客がお茶碗を受け取られると、まずそのお茶碗で濃茶をいただくお客様全員で「総礼」します。
お正客が飲み終わると、飲み口を湿し茶巾で清め、膝を寄せて次客に回します。元の席の位置に戻ったところで、正客と次客はそろって送り礼・次礼を交わします。
このように回してお茶をいただき、お詰め(最後のお客様)は、お茶を残さず飲みきります。
残しすぎるとお詰めは全部いただくのが大変になりますので、先客は飲む量を考えていただかなければなりません。
あ、ちなみに、よく茶道のイメージからか、薄茶も「飲みまわしをしますか。」と質問されることがありますが、薄茶は基本的に、飲みまわしはしません。
飲みまわすのは、お濃茶です。
カフェではなじみのない濃茶
茶道体験古都では、貸切プランにて、お濃茶をいただくことができます。(薄茶に変更も可能)
お客様がご自身で点てられる体験では、いずれのコースも薄茶を点てますが、お濃茶も珍しいもので、初めての味に驚きながら飲んでいただいています。
お濃茶は、初めての場合、お茶と言うより、濃厚なスープのよう。
とても苦いと想像されるかもしれませんが、お抹茶に馴染んでいると、お濃茶も薫り高く、甘みや深みがあって、とてもおいしく感じます。
両方、飲んでみたい、違いを体験したい!方は、茶道体験古都の貸切プランで、承っております。
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