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冬の風物詩 大根炊き

冬の風物詩 大根炊き

12月に入ると、京都のお寺では大根炊きを行うところがたくさんあり、冬の風物詩となっています。元々は、釈迦が悟りを開いた日を記念して行われたもので、無病息災を祈って参拝されます。

大根だけじっくり炊くところもあれば、おあげさん(油揚げ)と一緒に炊くところもあるそうです。寒くなってきた季節、だしのしみこんだあったかい大根、心まで温まるようでおいしいですね。

千本釈迦堂と了徳寺

 

daikon&shakadou

大根炊きを行っている所で、多分一番有名なのは、千本釈迦堂でしょうか。私はこの近くが地元なので、身近に感じます。正式名称は大報恩寺です。

 

千本釈迦堂(大報恩寺)

 

住所 〒602-8319 京都市上京区七本松通今出川上ル

http://www.daihoonji.com/

大根炊き(供養料)¥1000

毎年12月7、8日 10:00~16:00

茶道体験古都からは、市バス金閣地道より101又は102で、千本今出川まで約8分。千本今出川から徒歩約4分で到着です。同じく、金閣寺前より59番でも千本今出川まで約8分です。

 

了徳寺

 

約七百五十年前、この地へ来られた『親鸞聖人』に村人が塩味の大根炊きを差し上げたところ、大変喜ばれ、形見として庭前のすすききの穂をもって『帰命尽十方無碍光如来』(阿弥陀如来に身を委ね、心のよりどころとする)の名号を残されました。この故事にちなんで、毎年大根炊きが行われます。

 

住所〒616-8242 京都府京都市右京区鳴滝本町83

アクセス 四条大宮より嵐電(京福電車)「鳴滝」又は「高雄口」下車、徒歩5分。

毎年12月9日・10日 9:00~16:00

http://www.ryoutokuji.or.jp/daikon/webpagem/daikodaki.htm

 

お家でもおいしい ふろふき大根

 

ふろふき大根

冬は大根の煮物、おいしいですね。

大根をやわらかく煮込んで、柚子味噌をたっぷりとかけていただくと、とてもおいしいです。最後に柚子皮の千切りも添えるとさらにおいしそうですね。

 

柚子味噌レシピ

・みそ150g

・砂糖 大さじ6

・卵黄 2個分

・酒 90CC

・柚子適量

 

出典:菊乃井 村田吉弘がつくる「誰にでもできる京風おそうざい」淡交社

詳しい作り方は本に載っています。

写真のお料理はこの本を見て作ってみました。

この柚子味噌は、お鍋や野菜炒め、ご飯につけても合うと思います。

 

大根のお茶碗

 

柴の雪と大根のお茶碗

寒くなってくると使い始める大根のお茶碗。こちらは宮地英香さんの作品です。

大根炊きやふろふき大根をいただいた後は、ちょっと贅沢に、和風カフェタイムでお抹茶はいかがでしょうか。

お菓子は、瓢箪のお菓子器に、千本玉壽軒さんの主菓子「柴の雪」を。

瓢箪は周りに透かしも入っているので、数えると六つ。六瓢箪は、「無病息災」のお守りになるとされています。大根炊きの大根と合わせて、冬の寒さに備えましょう。

 

 

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