京都観光

京都・常照寺 吉野太夫の野点 花供養茶会

京都・常照寺 吉野太夫の野点 花供養茶会

京都の常照寺は、北区鷹峯にある、吉野太夫ゆかりのお寺です。

毎年、4月の第二日曜日に、吉野太夫の花供養茶会が開かれます。

茶室・遺芳庵にてお茶席、野点、煎茶席、そしてお蕎麦席もあります。

今年こそ、行ってみたい!と思っていましたが、観光のハイシーズンのため、私は行けず。母に行ってもらいました。




 

吉野太夫 花供養茶会

 

s_吉野太夫 画

太夫とは、美貌と教養を兼ね備えた最高位の遊女に与えられる身分です。この常照寺にゆかりがあるのは、二代目吉野太夫。

才色兼備な女性だったことが、今でも語り継がれています。

髪飾りが非常に豪華ですね。

野点席。枝垂れ桜が咲く中で、美しいお点前を拝見。

s_吉野太夫 野点

多くのお客様が集まられています。

s_IMG_1579

お菓子は、松屋藤兵衛さんの「花の友」。薄ピンク色の上品なお菓子です。

松屋藤兵衛さんといえば、松風も有名ですが、季節の主菓子も作っておられます。

 

 

 

抹茶だけでなく、煎茶席も

 

s_煎茶席

「茶道」「お茶会」といえば、裏千家で茶道を習っていて、茶道体験の教室も開いている私は、抹茶ばかりかと思ってしまいますが、

吉野太夫の花供養茶会では、毎年煎茶席もあります。

煎茶席は、私はほとんど経験がありませんので、花供養茶会で参加してみたいと思っていたのですが、行けずに残念。

来年こそは、少しでも時間を作って行ければと思います。

 

 

太夫さんにお会いできる

 

s_吉野太夫 後ろ姿

花供養茶会の日は、太夫道中があります。

太夫さんは、年中裸足だそうで、高下駄を履いて歩かれます。三枚歯の高下駄で、つま先で弧を描くように歩かれるのが伝統。

吉野太夫さんといえば、春は常照寺の花供養茶会、秋は嵐山のもみじ祭りでお目にかかります。

きらびやかな衣装と髪飾りは、大勢の人が集まる野点席でも、いつもその場がぱっと華やかになります。

 

常照寺

京都市北区鷹峯北鷹峯町1

花供養茶会:毎年4月の第2日曜日

 




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