茶道体験古都は、2015年9月にひっそりとオープンしてから、1年7か月が経ちました。
おかげさまで、最近、手つかずだったお庭と、床の間の改装もできました。
中には、町家の坪庭を見るのを楽しみにしておられる外国人のお客様もいらっしゃったので、何とかしたいなと思っていたのです。
貸切茶道体験プランなどのお客様は、ゆっくりできるので、お庭で記念撮影もできるようになりました。
茶室における、床の間
和室には、どこにでもあるような床の間ですが、
お茶室における床の間は、掛物をかけ、花、お香合を飾る場所です(薄茶のみのお席では、諸飾りにしていることが多いですね)。
お軸は、そのお茶会のテーマだったり、時候のものが掛けられています。亭主からのメッセージのようなものです。
そして、花やお香合も、季節に合ったものが飾られており、それらを見るのも楽しみのひとつです。
外国人のお客様は、ときどき、畳より一段高いから、椅子かバッグを置く棚だと間違えて、座ったり、カメラを置いたりされることがありますが・・・
荷物を置く場所ではないのです(・・;
大切な美術品が置かれていることもありますので、どうぞお手は触れずに、ゆっくりご覧になってくださいね。
坪庭を改装しました!
京都なら、どこにでもあるような、坪庭ですが。
とても綺麗にしていただき、嬉しく思っています。
外国人のお客様は、日本の庭を見るのも楽しみにされており、お寺の広いお庭とはまた違った、民家の坪庭も、喜ばれます。
坪庭は、大勢のお客様が通られるには狭すぎますが、
茶室のお庭には、本来、日常の世界を手放し、非日常の世界へと入っていく準備をする場所という役割があります。
一歩一歩、進むごとに日常の世界をいったん手放し、蹲で手と口を清め、茶室へと入っていくのです。
庭に出るための草履を、男女1組だけですが用意する予定なので、きものを着ての茶道体験プランや、貸切茶道体験のお客様は、
こちらで写真を撮っていただくこともできるようになりました。
茶道体験の前後に、素敵な記念写真を撮られてくださいね。