茶道のお稽古を、周りの人の性格が悪いという理由で辞めてしまう現象について、検証
まさかとは思いまいたが、私、ちょっとブログを書くために、検索していたら、「茶道 性格悪い」というキーワードがわりと多く検索されているということを知りました。
えっ、本当??
せっかくお稽古をしておられた方が、そのような「性格が悪い」という人間関係を理由に辞めてしまうって、悲しいですね。
幸いに、私は、良い先生に巡り合えたので、茶道が好きになりました!
しかし、他の社中さんの生徒さんや、かつて茶道を習っていたけれど今は辞めているという人から、色々と噂を耳にするのは、確かです。
何とか、良い先生に巡り合えるとよいですね。ちょっと検証したいと思います。
茶道が嫌になって辞めた理由は?継続していても辛い点は?
①金銭的な問題
茶道を習っていると、先生への御礼金や、自分の着物代等々、かなりの金額になり、正直、厳しい。
お茶事のお稽古があれば、特別稽古の御礼金はもちろん、先生のお食事代まで負担しなければならず、負担が大きすぎると感じる。
【私見】
確かに、茶道は、きものを着る機会があったり、特別なお稽古があったりという機会には、お稽古代はかかりますので、まだ年齢が若くて独身&薄給な状態では、やりくりが大変だというのは、すごく分かります。
私も、サラリーマン時代で一人暮らししていた時は、特にそうでしたし、今もシングルですから・・。
でも、教室によって、かかる金額というのは大幅に違いますね。
私の先生の教室では、若い生徒さんも含めて、できるだけみんなが参加しやすいようなお稽古をしてくださいますので、有り難いなと思って参加しています。
お茶事にしても、超高級料亭に行って開催をされているのか、みんなが参加しやすいように、工夫をして先生のお宅等で開催されているのかで、違ってきますね。
生徒さんにとって、最高級の食事等も勉強ですし、一方、自分たちで食材を購入するところから考えてお茶事をするというのも勉強。
お教室でどんな特別授業があり、どんなお茶会があるのか、事前に調べられるといいですね。
②周りの生徒さんとの人間関係が、女性同士の見栄の張り合いのようなところがあって、その雰囲気についていけない。
ご主人の収入や、ステイタスによって・・・というところがあるようです。
また、教室でのしきたりを、新入りの人は知らないのですが、誰も教えてくれず、粗相をしてしまってから、非難されるということもあるようです。
【私見】
これが、「茶道 性格が悪い」で検索される所以でしょうか。
でも、新入りの人は知らないことで粗相をしてしまって・・というのは、普通の会社でもよくあることですから、茶道に限ったことでもないでしょうね。
但し、茶道の世界には、一般社会とは異なる、独特の世界があることは事実なので・・会社の常識と茶道の世界の常識は別だと思っておいた方が良いでしょう。
③周りの生徒さんのみならず、先生との人間関係が悪い。
例えば、先生より良い感じの高い着物を着て行ったら、大変なことになる。
【私見】
先生との折り合いが悪かったら、辛くなってしまいますね(><)
あまり教室について調べる機会がなく、いきなりその教室に入会することになると、合わないなと思うことがあるのかもしれません。
①についても、同じことが言えるのですが、あまり教室の雰囲気について知る機会がないので、ミスマッチが起こるのかもしれません。
それを防ぐためには、まず、体験教室や、カルチャーセンターの講座を受講したり、京都市内であれば、裏千家の「初心者のための茶道」を受講されるのも、おすすめです。
裏千家の初心者さんのための講座は、ウェスティン都ホテルや、ホテルオークラ等、京都市内のホテルで開催されています。
お薄のお点前ができるようになり、主任の先生以外にも補助の先生もいらっしゃると思いますので、複数名の先生に会えます。
その先生が良いなと思えば、先生のお教室に入門し、お稽古を続けることも可能ですし、お住まいのご近所の先生を新たに探すこともできます。
ちょっと違うなと思っていったん辞めることも選択できますので、まずは気軽に行ってみてはどうでしょうか。
検証の結果・・
性格が悪いと言われる要因は、金銭的な問題と、人間関係に原因があるようですが、
その根本は、茶道に限ったことではない、一般社会でも普通にある問題も多い。
但し、茶道の世界は独特なところがあるので、一般的な世界とは違う世界観が受け入れられず、「性格悪い」となってしまうことがある。
のかなと思います。
追伸:初心者さん向けのコースよりも、単発をまず体験してみたいとのことでしたら、茶道体験古都にいらしてくださいね。
薄茶のいただき方や、お家での抹茶の点て方を学べます。
せっかく茶道に興味を持ち、茶道は好き!と思っている方が、人間関係を理由に辞めてしまうのは惜しいと思いますので、あなたに合った教室・先生に巡り合えることを祈っています!