伏見の酒蔵見学コース!夏より秋がおすすめ?!
京都伏見は、日本酒の名所。
灘のお酒とよく比べられ、伏見の水はやさしくまろやかな味わいであることから、「女酒」といわれますね。
有名な日本酒メーカーの酒蔵見学は、外国人観光客にも人気があり、多くの方が伏見を訪れています。
私も、京都出身であるにもかかわらず、行ったことがなかったので、初めて行ってきました。
日本酒にちょっと詳しい方によると、夏よりも酒蔵見学は少し涼しくなってから。10月以降くらいの方が、面白いからおすすめだ!とのこと。
仕込みの工程が秋の方がたくさんあるから・・ということでしたが・・。
月桂冠大倉記念館へ
風格を感じる大きな酒蔵です。
月桂冠は、約380年の歴史がある、江戸時代から続く酒蔵です。
こちらでは、昔から酒造りに使われていた道具の数々が展示されており、日本酒造りの工程を学ぶことができます。
杉の木や縄で作られた、大きな道具から、歴史と迫力を感じます。
道具は、現在は新しいものが使われているとはいえ、酒造りの工程は今も変わりません。
米と水だけで作られるお酒は、こんなに手間をかけて造られているんですね。
前日までに予約をすれば、記念館の展示を見るだけではなく、特別に酒蔵の一部に入ることができ、ボランティアのおじさんから、酒造りの工程を解説していただけます。
日本酒造りに使われるお米の種類や、工程がよく分かります。
京都ならではのお米は、「祝」という種類があり、月桂冠では、「祝」だけを使ったお酒「祝米」も販売されています。どんな味か、楽しみ。
酒蔵で、お酒の酵母の瓶を開けられると、ふわーっと日本酒の良い香りがただよってきました。
お酒飲みたいなーと思ったら、最後に3種類のお酒を試飲させていただけます。
甘口と、少し辛口と、「梅ワイン」でした。
*大倉記念館は、2017年9月14日(木)までの間は見学が休止されています。9月15日以降は受付可能のようです。
十石船のほとりで、和食ランチ
船には今日は乗りませんでしたが、風情があります。
月桂冠大倉記念館からすぐ、この川のほとりで、おいしい和食ランチをいただけます。
お昼どきは、多くのお客様が来ていらして、すぐ満席になっていました。
松花堂弁当にわらび餅のデザートもついて嬉しいですね。
お団子のお皿は、都をどりの記念皿でしょうか。かわいい。
吉招庵
京都市伏見区 本材木町 680-1 弁天橋東 1F
電話 075-622-9955
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)、17:30~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日
黄桜カッパカントリー
黄桜といえば、カッパのCMですね。
こちらにも、酒造りの工程が学べる資料館があります。
ですが、びっくりしたのは、カッパの展示です。
日本では、以外にもかっぱは、色んな施設名に使用されたりして、愛されています。
そういえば、茶道具にも棗に「川太郎」というのがあります!
カワタローはカッパの別名。
棗の蓋が、カッパの頭のお皿のようにへっこんでいるのが特徴です。
伏見の酒の水は、すべてここから!御香宮神社
伏見には、酒蔵がたくさんありますが、すべての水は、御香宮神社からわき出た水です。京都の水は、まろやかな軟水です。
「伏水」と呼ばれたり、「酒水」と呼ばれたりします。
大倉記念館でも、酒水をいただくことができます。酒蔵の命の水です。
坂本龍馬ゆかりの寺田屋
伏見の酒蔵の近くには、あの有名な寺田屋もあります。
酒蔵見学に行かれたら、こちらにも立ち寄りたいですね。
古い建物に多く人が訪れているので、階段などでこけないように、事前のお酒の飲み過ぎには注意しましょう!
元・月桂冠本館の日本酒スイーツカフェ
「うなぎのねどこ」という、熟成された清酒をかけて、バニラアイスをいただきました。黄色がかった熟成された清酒は、そのまま飲むのは、独特の香りが強すぎるようですが、甘いバニラアイスにかけると、とってもおいしかったです。
相性ぴったり!
家でも、酒粕アイスをまた作りたくなりました。
酒カステラも、やわらかくてほんのりお酒の香りがします。
日本酒スイーツがどれもおいしいだけでなく、カフェのレトロな雰囲気も素敵です。
お酒があまり飲めない女性にも、おすすめのスポットです!
月桂冠大倉記念館や黄桜カッパカントリーは、京阪・中書島から徒歩すぐです。
御香宮神社は、少し離れていて、京阪・伏見桃山駅や、近鉄・桃山御陵前の方が近くです。
結局、酒蔵のベストシーズンが秋だという理由が、私にはよくわからずに終わってしまいましたが、
酒蔵のすべての場所が公開されているわけではないからかと思われます。
しかし、伏見の酒蔵から寺田屋まで歩き回ろうと思うと、猛暑の夏は暑いですので、やっぱり秋がおすすめですね!!