9月1日は防災の日 災害の怖さを体験し、防災意識を高める!
9月1日は、「防災の日」です。
あまり知られていない年間行事だと思いますが、日本は、世界の中でも自然災害の多い国ですから、備えをしておくことは大切です。
防災の日は、台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するためとして、昭和35年(1960年)に内閣の閣議了解により制定されました。
出典:http://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0901.htm
私は、京都出身なので、小学校1年生の頃、1月17日の早朝に阪神淡路大震災の大きな揺れを感じたことが記憶に残っています。
そして、サラリーマンとして勤めていた時、会社のTVに2011年3月11日の東日本大震災の津波が映し出された時は、言葉を失いました。
自分の生きてきたたった30年間に、既に2つも上記の大きな地震があり、新潟(2004年)や熊本(2016年)の地震や、御嶽山の噴火(2014年)などもありましたし、
直近では、北朝鮮のミサイルが北海道上空を通過したとのニュースまでありました。
これは自然災害ではないものの、「避難警報」が住民の携帯電話にも発令されたとのこと。
ミサイルとなれば、避難の仕方も分からないため、なすすべもなく時が流れたという方がほとんどだったのではないでしょうか。
ミサイルに関しては、国と国の対話、国際平和に関わることなので、家庭での防災対策ではどうしようもないことですが、
地震や火災、台風、水害などの自然災害に対しては、その土地の過去の教訓・歴史を風化させず、防災意識を定期的に見直す機会が作れればと思います。
学校の課外学習に、京都市市民防災センター
京都市市民防災センターは、地震や台風、火災といった災害を体験し、防災意識を高める施設です。
たくさんの人を死に追いやる自然災害の本当の恐ろしさは、体験などできないと思いますが、揺れや強風、火災を「怖い」と感じる体験をすることができます。
私は、小学生3,4年生くらいの時に、こちらへ行きまして、子どもの頃だったので、非常に怖かったのを覚えています。
小学校のクラス丸ごと行くので、生徒が部屋に押し込められた中で、火災を体験すると、「訓練」だと分かっていても、一瞬パニックになりました。
「わー」「きゃー」
訓練だと分かっていたはずなのに、子どもだったからもあって、叫び声が上がりました。
本当に煙のようなものが出て来て、避難をします。
そういう体験をすることで、防災意識を高めることができ、いざというときの食糧等の備えも必要だと学ぶことができます。
火災が起こったら、ハンカチで口を押えて、できるだけ煙を吸わないこと。
階段は、身をかがめて下の方の空気を吸った方が、煙を吸わなくてすむこと。
教科書の文字を読んだだけではすぐに忘れてしまうようなことも、体験をすると、一生記憶に残っています。
普段は忘れたようになっている20年前の記憶も、本当にいざというときは、体感しているとどうすべきなのか、思い出せると思います。
京都市市民防災センター
京都市南区西九条菅田町7(国道1号線十条上ル東側)
http://kyotobousai-c.com/
備えるべき防災グッズは?重さは?
あまり重すぎると、持ち切れませんし、避難に支障が出ますので、持ち切れるだけの量で、考えましょう。
男性で15kg 、女性で10kg 程度が目安です。
★懐中電灯:停電時に備えます。
★飲料水 1人1日3ℓ
★食糧
クラッカー、缶詰、レトルト食品など保存食。
支援物資が届くまでの食糧です。5日分程度。災害による食糧不足で亡なるというパターンはないらしいので、多すぎる必要はないでしょう。
★医薬品等
絆創膏、包帯、持病がある方は薬。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、おむつなど赤ちゃん用品も必要です。
★現金や貴重品