赤い橋の美しい神泉苑 祇園祭と深い関係が?!
神泉苑は、結婚式の会場や、結婚式の前撮りとしてもよく利用されている、ロケーションフォトスポットです。
観光地としては、それほど有名ではないようですが、二条城の南側、徒歩ですぐのところにある寺院です。
池にかかった赤い橋が見事に美しいですね。
そして、ロケーションが美しいだけでなく、京都の三大祭りである「祇園祭」発祥の地という歴史もあります。
祇園祭というと、八坂神社が有名ですが、神泉苑だと知っている人はどれほどいるのでしょうか?
祇園祭発祥の地
京都3大祭りの一つ、祇園祭は7月1日~31日まで、ひと月かけて開催されます。(メインは、17日の山鉾巡行)
現在のような、大きく華やかな山鉾ができたのは、貴族や武士だけでなく、町衆が力を持つようになった南北朝時代以降(1336~1392)ですが、
その起源は、貞観5年(863)に、疫病が流行り、御霊を鎮めるために神泉苑で御霊会が行われたことに遡ります。
貞観11年(869年)には日本の国の数である66本の鉾を点てて、神泉苑で祈祷が行われました。
今年も、7月24日には、ここ神泉苑で神輿が出され、祇園還幸祭が行われる予定です。
神泉苑は、山鉾がたくさん立つ三条・四条通からは外れた場所にあるので、祇園祭に関係がある場所としてあまり知られていないようですが、注目の場所です。
池の周りのアヒルや紫陽花にも癒される
6月半ば過ぎの梅雨の朝は、人通りも少なく、神聖な雰囲気。池の周りには、ちらほら紫陽花も咲いています。
神泉苑は、かわいいアヒルがいることでも知られているようですが、今日は出会えず残念。
静かな朝でしたが、来月7月には、もっと賑わうことでしょう。
大きな池に雅やかな橋や、平安貴族の舟遊びを想わせる船が浮かんでおり、お祭りの日や、晴れた日にはさぞ華やかに映るだろう、と思いました。
神泉苑で一番華やかな行事はというと、5月のゴールデンウィークの時季に行われる神泉苑祭のようです。
実際に、船が使われ、雅楽の演奏が行われます。
結婚式もできる、神泉苑
この橋に十二単で立たれている姿を写真で拝見したことがありますが、とても雅な平安貴族のような雰囲気でした。
晴れた日には、美しい写真撮影スポットになること間違いなし!