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茶道の資格とは?

茶道の資格とは?

京都には、茶道を体験できる施設がたくさんあります。

初心者の方は特に、京都の有名なお寺や神社で開催されているお茶会にいきなり参加するのは、気が引けるという方が多いのではないでしょうか。

きものを自分で着ることに慣れていなかったり、どんなきものを着ていけばいいのか、持ち物は何があるのか分からなかったりして、躊躇してしまうことが多々あると思いますので、まずは、「体験」がおすすめです。

ところで、もし、茶道を継続して習いたい場合、どこで習うのでしょうか?何年くらいするものでしょうか?資格がとれるのでしょうか?

 

茶道の流派

 

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日本で一番有名で大きな流派は、千利休 (1522~1592)を祖とする「三千家」です。3つにわかれたのは、三代宗旦のご子息世代。つまり、利休のひ孫世代からです。三男が不審庵、四男が今日庵、次男が官休庵をそれぞれ継承し、現在に至ります。誰もが後を継げる訳ではなく、家元制度により、それぞれの千家が伝統を守り、継承されています。

よく流派によって何が違うの?と聞かれますが、お道具の色や形が微妙に違ったり、お茶碗を回す方向が違ったり、細かい作法に少しずつ特徴があります。

 

  1.  裏千家: 京都では裏千家茶道人口が一番多いと言われています。私も裏千家の専任講師です。裏千家のお茶室は「今日庵」。現在のお家元は16代目です。長い歴史ですね。90歳を超えておられる15代大宗匠も、世界各国でご活躍を続けられています。私も海外のお客様をお迎えすることが多いので、大宗匠の掲げられているモットー「一碗からピースフルネスを」 を心に留めております。
  2.  表千家:現在14代目のお家元。表千家のお茶室は「不審庵」。
  3. 武者小路千家: 現在、14代目のお家元。武者小路千家のお茶室は「官休庵」。

 

千家以外には、藪内流など、武家の流派もあります。

千家と違う流派だと、お点前の手順もまるで違うもので、びっくりします。

 

 

先生の家でお稽古

 

濃茶席

カルチャーセンターもありますが、たいていお茶のお稽古は、先生の家を1ヶ月に3回か1週間に1回訪問します。私の師匠は80歳を超えるベテランの先生です。

歴史ある教室ですので、たくさんの先輩方がいらっしゃり、先生の元で10年、20年もお稽古を続けられています。長く続けることは大変ではありますが、日々のお稽古を通してお道具に触れ、季節を感じることを心から楽しんでいます。

茶花、お香、お軸、きもの等、茶道を通して様々な日本文化を学べるところも、大変おもしろいです。

 

茶道の資格

 

資格証

基礎的な平点前を習得するのには、1年くらいかと思います。簡単そうに聞こえますが、それで終わりではありません。実は色んな種類のお点前があります。

季節や使うお道具、薄茶と濃茶でも変わります。大まかには、裏千家では30種類のお点前があります。もし、季節の違いを考慮すると60種類です。

さらに、たとえこれら全てを習得したとしても、もう一度基本に返って平点前を練習するのです。様々なお点前を体得することによって、深い経験・見識を持つことができ、平点前に立ち返った時に、さらに美しいお点前ができるようになるからです。

また、もし失敗や予期せぬことが起きた場合の対処も考えられる力がつくからです。

私は週に1度、お稽古を継続しています。

裏千家では、教えることのできる資格としては、主に三つあります。 (http://www.urasenke.or.jp/textb/culic/)。(サイトに載っている3つ以外にも、さらに上級の教授、正教授、名誉師範もあります)

 

たとえ観光の体験でも、資格のある人から、正確な情報を得た方がお得ではないでしょうか?

茶道体験古都のスタッフは、裏千家専任講師、華道未生流師範、民族衣装文化普及協会着付け指導師範を取得しております。

体験では、様々な質問をお待ちしております。英語で説明もOKです!

COMMENTS & TRACKBACKS

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